猫跨ぎさん ありがとうございます。
近日中に労災病院に行こうと思います。医療費も1割負担のうちに。
酒は一合に減らします。日本酒よりも赤ワイン愛用します。ご飯は三杯は厳につつしみます。一杯をよく味わって食します。まず、毎朝、きちんと血圧を計ります。台湾にいっしょに行ったおじいさんが買ってくれたオムロンの血圧計です。三回も台北に同行してあげた高血圧症のおじいさんは台湾では倒れることがなかったのですが、花見の同級会で1時間くらい倒れたそうです。おじいさんが台湾で入院したら大変なことになるところでした。
ながねん懇意にしていた安本老人も二月に肺がんで亡くなりました。いま豪邸の一階部分をディサービスに貸そうと相談中です。たくさんあった骨董品や什器類もどんどん処分しています。50年間に数千万円かけて集めた骨董品が数十万でたたき売りです。ディサービス用に改装前に、安本老人の書棚から『完訳日本の古典』(全60巻・小学館)と昭和56年にでた集英社版の『漱石文学全集』(全10巻)をもらいました。
『完訳日本の古典』は①古事記、②~⑤万葉集からはじまり、58巻目が蕪村・一茶集、59~60巻が山本健吉編の『古典詞華集』で終わっています。集英社版の漱石文学全集は岩波版の向こうを張った凝った造りで編者は伊藤整、荒正人。装幀が津田青楓、ぱらぱらとめくると今関一馬の挿絵がまたいい。岩波版よりずっと江戸っ子の漱石らしい味わいがある。
ポプラ社からでた『完全復刻版夏目漱石文学集』というのも、文学少女の奥さんを亡くし老人ホームに入ったあるお年寄りからもらったのですが、たとえば『門』をみると明治四十三年十二月印刷とあり、実価金一円三十銭 著作者夏目金之助 発行所は日本橋の春陽堂とある。
こういう本はめくっているだけで楽しいものだ。だから、まだぽっくりと逝きたくないので労災病院の心臓内科を訪ねることにしよう。
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