怒りはごもっともだがどうすればいいのか。民主主義に替わってどんな政治体制がいいのか。世代間責任という言い方をするなら、今の人間の存在のありようが救いがたく後世に無責任だな。シェールオイルの成功で石油問題は解決だなんて喜んでいるが、たかだか数十年先に伸びただけ。ウランだって資源の寿命がある。みな食い散らかして居るだけだ。まあ、亡びるだけじゃないか。未来永劫に人類はあらねばと思うから悲愴になるが、どう転んでもそんなことはありえない。
で、最近の十句。
・古書の傍線腑に落ちて寒鴉
・鳥渡り父の時計の動かざる
・鍋敷があつたので買ふ文化の日
・悔恨といふ塊の秋落暉
・着ぶくれやメタセコイアの暮れ残る
・フィリピン産オクラを刻み十二月
・冬構鏡台の裏はじめて見る
・草か木かまだ朽ちかねる枯芭蕉
・ボロ市や根付の棚の混み合へる
・「目覚めよ」と叱られ年末大通
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