今年も押し詰まったね。猫跨ぎさんの秀作一年間楽しませていただきました。今月は特に味のある優れた句が多いいじゃないかな。
・鍋敷があつたので買ふ文化の日 ・フィリピン産オクラを刻み十二月・・・二句とも生活観が滲み出ている共通点が面白い。鍋敷とオクラの焦点が決まっているのが良いんじゃないかと思う。
・ボロ市や根付の棚の混み合へる・・・こちらは個人的に世田谷線の若林を知っているので懐かしさ一杯で特選にしてしまった。
・古書の傍線腑に落ちて寒鴉 ・鳥渡り父の時計の動かざる・・・この二句には季語の使い方の上手さに感心。季語と季語以外の所との距離が絶妙といえるのだろう。
以上五句を選ばせて頂きました。函館は雪も少しあり、真冬日が続いていて本当に寒い。句作もとかく億劫になりがちです。
来年も宜しくホロホロ句会を盛り立てて下さい。
0 件のコメント:
コメントを投稿