参院選挙もあっという間に終わってしまったね。予想通りで、事前予測の精度に驚くばかり。自民が70を窺う、民主が半減以下、みんな、維新はそこそこ、共産が健闘、それ以外は存続の危機、みな予想通りだった。ひとこと、一強多弱。
自民はいうなれば大吉が出たわけだが、見方を変えれば、あとは下るのみということか。参院の捩れ解消で重要法案が次々に自民ペースで成立してゆくのだろう。さて。
選挙後の各党の討論会をテレビで見たが、集団的自衛権の可否でまたわあわあやっている。社民党はもう政党要件ギリギリになってしまったのだろうが、地球の裏側に戦争をしに行くのかと、化石みたいな事をまだ言っている。馬鹿馬鹿しくて切ってしまった。
私の印象を言うと、反対党は結局自公の政策の反措定をるる並べているに過ぎない。原発反対に対しては、エネルギー問題の今後は現実に即してどうなるのか。日米安保破棄、沖縄基地全面返還は結構だが、その後の安全保障はどうなるのか。TPP反対はいいが、孤立政策でこの国はやっていけるのか。この国の稼ぐ手立てはなにか。これらについて、一貫した矛盾のない政策を提示してくれないと、どうにもならん。個々の問題点を追求するのは結構だが、この国をこうしようというグランドデザインは聞いたことがない。
民主党は事実上崩壊したが、それが無かったからだ。しかし一強多弱では、この国は危うい。まっとうな議論をする対抗軸は当分無理か。結局、自民党のなかの、党内野党がその任を負う、つまり派閥復活がすでに囁かれているではないか。
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