2013年7月11日木曜日

天声人語考・・・猫跨ぎ

  朝日新聞の「天声人語」は面白い。最後の1~2行に必ずひと言ある。頂門の一針というか、ここぞのひとことの積もりだろうが、私には耳障りな最後っ屁に聞こえてしようがない。今朝は、福島第一原発の吉田元所長の死去につき、縷々述べたあと、

〈ご冥福を祈りつつ思う。「身を挺しても」の気概頼みで原発を操ってはならない。〉

そりゃそうだろうが、ここは素直に弔意を表して閉じてもいいのではないか。
ギリギリの断崖絶壁で乾坤一擲の指揮をとることなぞ、そう出来ることではあるまい。
後理屈で偉そうに教訓を垂れることは、明日からやってくれ。

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