2013年12月4日水曜日

世の中いろいろ・・・猫跨ぎ

  NHKスペシャル「宇宙生中継 彗星爆発 太陽系の謎」を見た。タモリを司会者に、国際宇宙ステーションを結んでアイソン彗星大接近を伝えるNHK渾身の番組の計画だったようだが、あれあれ肝心のアイソン彗星が消えてしまった。空振り三振の筈が、何とかそれなりに仕上げていて結構面白かった。彗星の起源と惑星系の生成が絡んでいる最近の天文学は、見てきたような話でホントかいなと思うが、実にダイナミックで面白い。
  堤清二(辻井喬)氏が亡くなった。三~四年ほど前、成田市の書道会館で、日本近代文学館主宰の展示会&講演会があって、同氏が講演した。そう褌子氏と偶然同席した。東大学生時代の小説家たちとの交流話が面白かった。同じ頃ラジオかなんかで同氏のインタビューを聞いたが、異母弟の堤義明氏のことについて触れ、たまに会っても、彼とは全くディスカッションにならないんだと言っていたのが面白かった。成る程、水と油だろうな。実業家と詩人・小説家の二足のわらじを履き、それぞれに業績を上げた稀有な人物だった。  
  猪瀬知事が窮地に立たされている。石原前知事が、何故徳田議員のところへ行ったのかと訝っている。彼は石原の支持母体を後継者として引き継ぎ、選挙資金も潤沢だった筈だという。ノンフィクション作家として私も一目置いていたが、何だかこの人物の暗部を覗いた気がするね。 無利子無担保の巨額の現金授受の話が、先々露見しないとでも思ったのだろうか。彼ほどの犀利な人物にして、目がくらんだとしか言い様がない。オリンピック招致で得意満面から今、奈落へ転がり落ちる淵にいる。このどんでん返しの主人公がまさか自分とは。天を仰いでいるに違いない。この先ノンフィクションで書いたら大したものだ。

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