2013年6月17日月曜日

函館通信209・・・梅雨・・・仁兵衛

 六月の投稿は少ないようですね。
 梅雨というと北海道には無いんだと云われて来ている。確かに今年は寒さが長くて沖縄で梅雨が明けても北海道の各地でストーブをつけたままという状態が続いている様だ。しかしこれも気象変化の長い目で見たら誤差範囲かもしれないと見ている。函館なんかだんだん梅雨らしい梅雨がこれからは毎年経験させられるかもしれない。
 女房に言わせると梅雨の湿気が多い時より冬の寒さの方が過ごし易いと感じているそうだ。私はなかなかそこまでは言い切れない。梅雨には梅雨での良さがあると感じているからだろう。そんな梅雨を中心に十句作ってみた。宜しく。

・ 3四歩角筋あけて梅雨の空
・ 梅雨真中フェリーで渡る養蜂家
・ 木陰から食み出た梅雨のずる休み
・ 3L品五割引して梅雨晴間
・ 左搓り結き直して三社祭
・ 青蛙赤房下へ寄倒し
・ 遠郭公出発前の二番線
・ 不如帰待受け画面這入りこむ
・ 一本の割箸ずるり心太
・ 蛇の目蝶じゃれあってをり額の花

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