2013年6月27日木曜日

そして日本は・・・猫跨ぎ

 ぱたと訪れが無いので続けよう。都議選が終わって、参議院の選挙も大体結果が予想されるようになった。自公の圧勝、民主、維新の惨敗。安倍内閣の異様な人気で他は蹴散らされた感がある。共産党のみは自公の反措定との位置づけで存在感を発揮したと言うことか。
  民主党、維新の凋落は、ふわふわした民意が如何にはかないことかということの証左だろう。民主党は、綱領がないことに象徴されるが結局何をしたいのか判らないままだった。憲法改正可不可、原発推進可不可もはっきりしない。小澤、鳩山、管の結党三人男が政界から事実上消えてしまった。こんな事ありか。消えただけでなく、罵詈雑言を浴びせられている。なんの蓄積のないまま消えてゆくのは、政党政治の歴史の中で損失だろうに。維新は、太陽の党と合流したあたりから、急におかしくなった。しばらくは大阪で実績を上げていればよかったのではないか。慰安婦発言がなくても失速していたと思う。
  やれやれ自民党の利権政治がまた復活するのだろう。目に見える。
その前に、アベノミックスの行く末はどうか。誰も予想できない。株価上昇、円安というまるで絵に書いたような推移にあっけにとられているのが現状。マスコミは、一時東証が大幅に下げ、円高に振れたとき、そら見たことかと手を叩き、メッキが剥げたと囃したが、それも収まるとまた黙ってしまった。それに増してけしからんと思うのは、多くの経済学者だ。今は黙っている。行方が見えて来たときに、偉そうに後講釈をするのだろう。過去十年の悪性デフレに対し何の処方箋も出せずにきた連中だ。

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