今回は、私の理解に余る作品が多かった。
当地も梅雨空故、はっきりした単純な作品が欲しいねえ。ところで、テレビで北海道のどこかで、でんすけ西瓜のセリををやっていた。すごいご祝儀相場がついていたが、温室物なんだろうね。
・ 3四歩角筋あけて梅雨の空
囲碁、将棋の一コマを句材にするのは一工夫と思う。だが、困ったときの碁、将棋頼みみたいなところがあるなあ。
・ 梅雨真中フェリーで渡る養蜂家
これはいいね。養蜂家が巣箱を持って海峡を渡るところが、エキゾチックで、景が大きい。
・ 3L品五割引して梅雨晴間
春物処分市がさかんに実施中。季節の変わり目の風景か。
・ 蛇の目蝶じゃれあってをり額の花
自然な写生句。もう紫陽花?実景かなあ。
さて、以下は何を言っているのかは判るが、意味不明のもの。実景を切り取ったのだとしたら、個人的な体験というしかないなあ。
・ 青蛙赤房下へ寄倒し
・ 遠郭公出発前の二番線
・ 不如帰待受け画面這入りこむ
・ 一本の割箸ずるり心太
以下は意味不詳の作品。
・ 木陰から食み出た梅雨のずる休み
・ 左搓り結き直して三社祭
左搓(よ)りを結き直すが判らなかった。結きは読み方が判らない。どういう場面かな。
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