中国はGDPは世界第二位。堂々たる大国だ。ネットを見ていたら、月探査ロケットを年内に打ち上げるらしい。月面では無人探査車を走らせ、石を持ち帰るとかで、大したもんだ。航空母艦、無人偵察機、ステルス戦闘機など軍の近代化も怠りない。一方、北京とか大都会ではPM2.5の問題で視界不良とかで凄いことになっている。外国人の帰国が相次いでいると報じられている。
ウィグル族の車突入事件は国際テロ組織の犯行との公式発表だが、あの映像を見ると抗議の焼身自殺という説が頷ける。老婆が乗っていてガソリンを積んでいた。一家の覚悟の心中か。どんどん漢族が入植してウィグル族を追い立てている。これ、戦前の満州の構図だな。新疆ウィグル自治区の直ぐ隣に同じトルコ系のイスラム国家が控えている。中央アジアに地鳴りが聞こえる。大きな争乱が起きそうだ。習鈞平の就任演説で、中華民族の権益は充分回復していないと言っていた。清の頃の最大版図は死んでも確保するという宣言だろうが、その後の民族自決の歴史を顧慮していない。日本に偉そうに言う前に、歴史をもっと学ばねば。それはそうと、「中華民族」の代わりに「ドイツ民族」と言えば、ヒトラーが政権奪取したときと同じ演説になる。
先端的な部分と前近代的な遅れた部分―19世紀的な社会的矛盾、環境破壊、傍若無人の帝国膨張主義が,あざなえる縄の如く存在している。時空を超えて、何でもありのヌエみたいな状況の隣国だ。
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