2013年11月4日月曜日

身捨つるほどの・・・・・褌子

   いよいよ二週間ちょっと後に迫ってきましたね。
  行きつけの「ほのか」のママさんは大の水森かおりファン。ご当地ソングのナンバーワン歌手だそうだ。「安芸の宮島」「熊野古道」「函館山」「鳥取砂丘」「ひとり薩摩路」「釧路湿原」「明石海峡」「三陸海岸」「五能線一人旅」とか店内中にポスターを貼ってある。(佐渡流人行がないのがさみしい)
 特に水森かおりは『輪島朝市』がいいのだそうだ。こんど輪島に行ってくるといったら、これ練習して宴会でお友達に聴かせてあげなさい!… と『輪島朝市』のカセットテープを貸してくれた。早速きいてみる。(坂本冬美ファンの柳生さんが大好き『能登はいらんかいね~』も捨てがたいが、まずはかおりちゃんから。逸徳さん「五能線一人旅」も練習してゆけばよかったねえ)

♫愛をなくした 心のように
空は重たい 鉛色
輪島朝市~
涙をひとり 捨てに来た
寒さこらえて 店出す人の
声がやさしい 能登訛り

♫知らず知らずに わがままばかり
無理を通して いたみたい
輪島朝市~
女の夢は 帰らない
詫びの手紙を あなたに当てて
書いてまた消す 旅の宿

♫まるで私を 見送るように
沖は潮鳴り 風が泣く
輪島朝市~
出直すための 足がかり
強く生きろの 言葉をあとに
明日へ踏み出す 能登めぐり

七 七七五 五七五 七 七七五となっている。
五七五を切り取ると、輪島朝市 涙をひとり 捨てに来た
             店出す人の 声がやさしい 能登訛り
  輪島朝市 女の夢は 帰らない
  輪島朝市 出直すための 足がかり 
日本人は万葉の昔から五七五が頭に染みこんでいるんだなあ。中国から輸入した漢字を改造して真名から見事な仮名文字を創り上げた。こういうのが日本人の得意技。
  マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや  寺山修司
  戦争する国についに組しゆく小さな国のたそがれにゐる       馬場あき子

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