2011年6月17日金曜日

函館通信145・・・薄暑・・・仁兵衛

 函館もライラックが咲き終わってやっと初夏らしい気候になってきました。
 猫跨ぎさん、褌子さん、逸徳さんの第二講座コンビが丁々発止されているのを楽しく読ませてもらっていたのが十日近くも音沙汰なしになるなんて珍しい事だ。何方か健康を崩されているのだったら大いに心配だ。

 大震災から三ヶ月が経った。函館は余震が僅かだがいわき辺りはまだまだしばしば震度4程度が有ると言っている。又放射能のニュースを聞く度に日本には、いや世界的にも原子力、放射能に関するデータが少なくこの技術を使いこなすには容易ではないなと感じる。特に色々な基準作りの為のデータが世界的にも不足しているんじゃなかろうか。
 まあこんな時気分を一寸変えて俳句でも見てやってください。

 ・ 山法師迷ひの糸の断ち切れて
 ・ 緑陰や文庫本持つ裁判員
 ・ 梅雨入りや時計の砂の落ち具合
 ・ 原発に囲まれた地図梅雨晴間
 ・ 三日前無口のままに燕来て
 ・ 桜桃忌竹竿のある取水口
 ・ 遠蛙電気自動車滑り出す
 ・ インパクト足りぬ広告夏に入る
 ・ 鈴蘭や次の次の手大手飛車
 ・ 捩花や連絡船の銅鑼幽か


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