今週のSciennce 3/21号に2ページにわたって「Irreproducibility Dogs New Reprogramming Method」というタイトルでSTAPの記事が記載された。 2枚の写真が載せられ、一つはリケジョが報道記者たちにSTAP細胞の説明をしている写真(タイトルは Media darling)、もう一つは理研の野依理事長はじめ理研幹部の謝罪の写真(タイトルはApologetic)。内容は日本で報道されたものと同じで、早稲田大学の博士論文に関しても触れている。世界に極めて恥ずべき論文を出したということで、いずれ野依理事長は責任を取ることになるだろうと思う。
Natureに2編の論文が発表された1月29日の2日後のScience1/31号での「Finding」の中でこの画期的な発見を簡単に取り上げている(同じ日にScience Magajineでもこの発見の意義を詳しく、3ページにわたって解説している)。その記述の中では、発見したのはHavard School in Boston and Riken Center in Kobe と、まず筆頭にはハーバード大学がと。今週のSienceでは、Brigham and Women’s Hospital in Boston という名前でハーバードという名が伏せられていたのが何となく笑ってしまった。
リケジョの博士論文にまでコピーペーストをはじめ、本当に自分の実験に基づく論文だったのかという疑惑の火が付いてしまった。彼女が最初の記者会見で述べていた「毎日が今日で最後かと、眠れない日がと、明日でやめようかと…今日まで続けてこれたのは支えてくれた仲間がと・・・」あれは何だったのだろうかと??
私も曲がりなりにも、会社に入って翌年、タイプライターを買って博士論文を作成し、論文審査を受けたが、少なくてもデーターも記述内容も盗作や改竄はない(マア―、外国のジャーナル誌に掲載された論文も、さしたる技術内容でなかったから誰も注目しなかったことだろう)。でも、論文審査の後に、中川先生から呼び止められて、内容はともかく英語のスペルミスや熟語や慣用句がと・・・。イヤー、冷や汗が出たね…。今は昔の話である。
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