根本的に認識がなっていない。もう一度高分子学科へ行きなさい。
「確かに鎖状高分子が糸まりのように絡まりあっているイメージは、光学的に均質であるという要求とは一致しにくい」
これは真逆だ。糸まりのように絡まり合っているさまが、まさに無定型、無秩序の極みでつまり巨視的には均質ということなのだ。つまり「高分子性」は無定型と同義であり、透明性を阻害しない。
ところが、ポリエチレンなんかのように分子が並んで結晶(球晶という)を形成すると光を散乱するようになって、透明性を失う。
「ところがその後しばらくして使い捨てフィルム(カメラのことね)が世に出る。あのレンズはプラスチックであった。それに驚いたという会話を誰かとした記憶がある。 で質問はこういうことである。① なぜわれわれのころまでプラスチックは光学レンズには無理だと考えられていたのか。その理由は何か。 ② その後光学レンズにプラスチックがつかえるようになった理由はなぜなのか。 そもそも①の理由はうえにおいらがのべたような説明でいいのかなあ。」
結論をいうと、なかなかガラスのようにレンズが出来なかったのは、高屈折率のプラスチックが出来なかったから。あとは不純物の精製の技術の進歩を待ったということか。これらがクリアされてプラスチックレンズが出回るようになった。
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