2012年4月11日水曜日

人慣れ雀・・・猫跨ぎ

  西原さんの写真にあった不忍池の珍しい手乗りの雀たち。これ「人慣れ雀」といって鳥類専門家の間でも話題になっているらしい。雀は警戒心が強く、人が近づくと必ず逃げる。この様に全く警戒心を見せないのは本来ならあり得ない。こういう現象が2010年の数年前から日本各地の公園で見られるようになった。理由はと言うと、団塊の世代が大量に定年を迎えるなど、公園で時間を過ごす人が多くなった。つまりのんびりとパンくずなどを与える機会が格段に増えたからというのである。雀が警戒心を見せなくなったのは、要するに社会が豊かになり余裕が出てきたあらわれと説明される。言いかえれば、社会の尖りが緩んできたということか。こんな処に社会の変化が反映されているというのも面白い。東京ではこの上野公園、不忍池が代表的なスポットという。

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