とんでもない春の台風さわぎで、みなさん被害はないですか。今日はうってかわって寒気が流れ込んできて、静岡は5分咲きのサクラが寒さに震えております。お師匠の津波の話、今年の3/11に朝日が出した東北震災のデータをのせた特集を念のためにとっておいたのだが、それによると今回の震災では津波そのものではなくて、それが駆け上がった高さ(遡上高)が出ているのだが、宮古で39.7メートル、大船渡で40.0メートルが出ている。これは地形にもよるのだろうが、すごい数字だ。おいらのところは海岸線からは20キロぐらい奥で、ここは海抜は34メートルくらいだからまあいいかなと思っている。浜岡原発は18メートルの防潮堤をつくっているが、予想が21メートルで、中電および再稼働期待の政治家たちはだいぶあせっているようだ。どうするんだろうね。と、高みの見物。 再稼働の件であるが、現在停止中の浜岡原発には使用済み燃料だけで1100トン以上があり、中にはプルトニウムを含むMOX燃料もふくんでいるのだが、これのいきどころがない。英仏に再処理を委託していたが、この契約もつづかないだろう。六ヶ所村の再処理施設はめどがたたない。要するに手のうちようがない。住民が危険だからどっかにもっていってくれといっても、もっていきようがないのである。アメリカはすでにとっくに再処理はあきらめた。日本では深地層処分といったって、この地震列島のどこにうめるというんだろう。要するに、これは解のない問題のようである。したがって、再稼働すれば、子孫に危険な負の遺産をのこすだけで、そんなこと倫理的には許されない。なんか、こどもにもわかるような問題だと思うのだが、それをほっぽいて置いて再稼働といわれてもなあ。
なんだか、良寛の気分になってきた。死ぬべき時には死ぬのが一番いいという諦観にとらわれてしまうのである。もうやけくそ。
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