森鴎外のその話は以前書いたなと思いだして、調べると2005年7月に投稿している。ちょっと別な視点を書いている。以下の通り。
日清・日露戦争に参加した日本兵が脚気に苦しんだことは私も断片的に聞いたことがある。森鴎外が真の原因をうすうす気付いていたのに頑なに細菌説に固執したのも、彼の東大時代の同級生との出世競争が絡んでいたとか。責任ある立場、立場での、派閥、面子、責任回避など、ついこの前の、薬害エイズ事件と全く同じ構造であることに驚く。とにかく動き出す迄が大変で、出さないでも済む犠牲者をさんざん出したのち、局面がぐるっと転回すると脚気もエイズも原因は明々白々の疾病としてケロリとしている。結局、本当の責任者を出さない見通しが立って幕引きとする。変わらんなあ。
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