いじめの報道を見ていて気付くのは、学校が表に出てこない。偶に出てくる校長が紋切り型の対応で「判りません」。そして、いま教育界ではやるもの、それは全校アンケート。この「客観的な数値」を出して、数値に何事か語らせ、自分たちは後ろへ隠れる。生身の教師の肉声、涙、喜怒哀楽が見えない。これを当事者能力の欠如と言うのだろう。
批判覚悟でそういう殻に閉じこもるのは、それが結局、一番良い結果を生むと判っているからだ。教師が管理されているから、いじめられているからというのは情けない言い訳だ。異議を唱えてクビになるわけでもあるまい。つまり教育に信念がないのだろう。どうして良いの判らないのだろう。それを正直に告白する勇気もない。これでは尊敬されない。
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