2013年2月14日木曜日

函館通信200・・・春立つ・・・仁兵衛

 立春が過ぎた。さっぱり暖かさは感じられない。春日の中を房総の低山歩きを出来る事だけで幸せと思わないけんぞ!
 函館に来て6回目の冬を過ごしているのだが今年は雪は少ないが寒さがひときわ強く感じられる。データも平年より気温が低い日が続いているのを示している。北海道を棄てて(?)暖かい所に移り住めば再度北海道には戻りたくなくなるのは当然だ。ただただ一人ぼやき節を歌う以外になさそうだ。まあ上野の花見の時にまた酔っ払いからの電話でも待つと致そう。
 ぼやき近作十句よろしく。
・ 凍て返る最長不倒距離までも 
・ 牛糞の湯気立ち上り水の春  
・ 明日には冬の出口を見出さん 
・ 氷面鏡危ない危ない近づくな 
・ 噛締めるいぶりがっこの余寒かな
・ 水際の一番打者や蕗の薹   
・ 這い這いの距離のびてゆく春の海
・ リヤカーにチッキを載せて猫の恋 
・ 払われた赤鬼いずこ寒戻る  
・ 牡丹雪ひと片ふた片接げゆけり


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