庭の梅もほころび始め、春が来たなと感じる。今日はポカポカと爽やかである。その後の実直なる私生活により脳梗塞の後遺症も薄らぎ、「生きているのか?」という褌子さんたちに余計な心配をかけてはと…。また、書き始めよう。
数日前の新聞に中国で悪名高い「一人っ子政策」の見直しをするという記事が出た。当然といえば当然すぎる。かって、「一人っ子政策」というこの記事を見たとき、増え続ける中国の人口抑制策とはいえ国家が介入するとは・・・と(人口抑制には女子の教育水準を高めるのが最も効果的であることが、世界の人口調査の結果判明している)。それも、違反すると法律違反で罰金を取られ、公表され、重い税負担を負わされてしまう(私のように4人も産んだら野良猫のように強制的に去勢されたことだろう。日本に生まれて良かったなと思う)。
この政策により男の子が増え、女の子だとわかると子堕ししてしまい、今日結婚できない男が増え、また裏社会が暗躍したり、お目こぼしをしてもらうための役人への中国伝統的な賄賂が蔓延しているらしい。庶民の怨嗟の声が出るのももっともな気がする。
先週のサイエンスに中国でこの「一人っ子政策」を決めた1979年以前と以後に生まれた子供たち400人(今では35歳前後)を調べたレポートが報告されている。1979年以降に生まれた子供(Little Emperors:小さな皇帝と呼ばれているらしい)は、それ以前に生まれた子供よりも、不誠実で、悲観的で、競争意欲が希薄で、リスクを回避し、人への信頼感が薄いという。著者たちは、これがこれからの中国社会に大きな亀裂をもたらすだろうと述べている(詳しくはYahooかGoogleで検索キーワードScience AbstractとあるいはScienceで検索すると読むことができる)。
翻って日本の今の少子化の現状を鑑みると、似たようなLittle Emperors集団ではという気がする。日本での政策としては、デパチカとかスーパー、コンビニでの弁当売りを廃止して包丁とまな板を使わせ、独身男女への洗濯機使用を止めて、タライと洗い板を使わせるようにさせて早く結婚させることだ。
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