2013年2月19日火曜日

連句・・・猫跨ぎ

  お二人の句評どうも有難う。西鶴は一日独吟2万3500句とかいうのはどうなんだろうね。一日24時間は、86400秒。4秒弱で一句と言うことになる。まさかね。この頃、何かの供養とかイベントで一日一夜に何句という数を競う遊びが盛んだったらしい。
  連句というのはそういうのではなく、亭主が或る発句を提示し、それに複数の出席者が次々に付け句をしていくという遊び。36句で終了、歌仙を巻いたという事になる。前の句につかず離れず付け、しかし世界をどんどん発展させていくという基本がある。だからどんな展開になるかは誰にも分からない。そして要所要所にきまりがある。例えばこの箇所に恋句をいれるとか。ちなみに芭蕉はこの連句が得意。私より独吟の上手いものは沢山いるが、連句の捌きは私にまかせて、という自信を示していた。そう、捌き手が大事で、歌仙が成功するかどうかは捌きによる。
  また雪が降ってきた。中国の大気汚染が問題になっているが、日本でも四日市喘息、川崎喘息とか言ってたのはついこの前。古くは霧のロンドンがある。あの霧は石炭燃焼による大気汚染起因のもの。産業化、高度成長と併行しているんだね。人間は歴史に学ばず、忠実に繰り返すものらしい。

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