台風とそれに伴う豪雨なんかで驚いたが、一転して穏やかな気候。中秋の名月を経て、ようやく秋の風情ということになった。
仁ちゃんの丁寧な鑑賞に感謝。
ちょっと付言すると、
・男らの匂ひ網戸を抜けてくる: この季語は「網戸」。開け放した夏の気分だね。この句は、寄合を外から見た風景。
・滑走路の先の夏野や将門記 :成田空港の風景。平将門が此処まで来たかどうかは定かでないが。それから成田闘争で中央権力に戦いを挑んだひとびとと、将門のまつろわぬ反骨を重ね合わせた気分もちょっとある。
・一本だけ辛き獅子唐昼深し : 昼深しは昼闌けると言うような意味。何度か詩歌なんかで見た記憶がある。たとえば、北原白秋に
大きなる手があらはれて昼深し上から卵をつかみけるかも
というなかなか魅力的な一首がある。
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