常々思っているが、褌子氏の評は核心を突く場合が多いね。トンデモなこともないではないが。俳句に向いている感性があると思う。なのにこれが俳句をはじめないらしい。とにかく風貌によらず羞恥心が強いんだな。別にち○ぽ○を出せと言っているわけではないのだから。
うちの結社にも九十過ぎの人が何人かいるが、俳句への執念はすさまじい。それが為に生きているといってもいいくらいだ。身体の衰えは隠せないが(とは言え句会に出て来るのだ)頭ははっきりしている。俳句のお蔭と言っていい。自分への内観、他者、自然との関係性の思考、それが十七音の彫琢で絶え間なく実行される。老けるわけにはいかないらしい。
このまえ、102歳の俳人、金原まさ子女史が「徹子の部屋」に出ていた。自らを「102歳の不良少女」、「腐女子」と称し、煙に巻いていた。明晰で綺麗なのにびっくりした。
0 件のコメント:
コメントを投稿