2010年11月18日木曜日

函館通信120・・・句評・・・仁兵衛

 漢字(漢詩)、ハングル(時調)、日本語(和歌・短歌、俳句)三者の歴史と民族的絡み合いは今後とも興味深く気に止めておきたい。同時に漢字が日本に入ってきた古墳時代?とそれ以前の日本の言語的情況を再学習したくなった。其れは弥生、縄文と遡っていければ更に面白そうだ。何かいいアドバイスがあったら是非頼みたいものだ。

 さて、猫跨ぎさんの句と同時に褌子さんの句評面白く読ませていただきました。今回の私の特選は
  ・穭田や遠き電車の音乾き
 です。上五と中七・下五との取り合わせが旨いなと思いましたが其れと共に「穭田」に個人的に思い入れが強かった事が決め手になってしまいました。今年の猛暑で「穭田」はどこでも非常に長くなったようです。そう思って函館の句会でこの季語を使ったところ仲間の半数以上が知らないか見たことは無いと言われてしまいがっかりしました。いわきでの回想が強すぎたのだと思っています。残りの気になった句は以下の二句です。 
 ・指一本で足りる炊飯九月尽
 ・剣山の床に転がる寒露かな

 褌子さんの鑑賞力には何時もながら鋭さがありますが句評の後に詠み人から若干の解説を加えた方がいいだろうか。ご意見を下さい。まあ同時にご本人の句をデビューさせて下さいな。

0 件のコメント:

コメントを投稿