2010年11月30日火曜日

年末こんにゃく問答・・・猫跨ぎ

  菅内閣が保たないという声が聞こえ始めた。故竹下氏が歌手3年、首相2年の使い捨てという名言(迷言)を残したが、半年も保たないのか。内外に問題山積で、誰がやってもそう変わり映えしないのかもしれないが、要するに、鳩山民主党に抱いた幻滅が払拭されぬまま、ますます泥沼に入った感がある。先週、千葉松戸市の市会議員選挙があったが、民主党を名乗った5名が落選した。もう人心が離れているね。
  当初私も、明治以来の太政官政府の終焉、戦後の米国依存の外交政策の終焉、に期待したが、だから選挙で大勝したのだが、ことごとく期待を裏切った。結局、どうもよく練られた戦略を持たないまま政権についてしまった、という結果ではないか。
  それと、人物がいないね。鳩山は、日本のありように関する根本的な認識の欠落がある。それどころかまともな羞恥心を持ち得ない欠陥人格者だ。論評する気もない。
  菅も駄目だったな。目が泳いでいる。入り口を入ったらすぐ出口と評する人がいたが、悲しいほどの奥行きのなさだ。テレビカメラが見る中で、胡錦涛の前で官僚の書いたメモを見ながら発言していた。胡錦涛もびっくりしたのではないか。国辱モノだ。政治主導が聞いて呆れる。首相がこんなレベルで、他の政治家は推して知るべしだ。
  尖閣事件の中国人船長を釈放したのは検察で、政府は知らぬと。法の抜け道を擦り抜ける弁護士の方便丸出しで、まともな政治家のやり方でない。仙石らしい。仙石といえば「暴力集団」発言か。あれは、社会科学の用語だね。警察、軍隊は暴力装置。生の形で国会答弁に使うセンスが、どもなりませんなあ。まあもう度しがたいね。

0 件のコメント:

コメントを投稿