原発を推進してきた官僚も政治家も財界人も研究者・技術者からも、さらにヘルメット姿で安全宣伝をかってでた有名文化人からも真摯な反省の弁がいまだに聞こえてこないと、内橋克人さんが静かな口調だが怒りの告発をしていた。
きょうの「東京新聞」で福島第一原発の耐震設計審査指針の改訂作業の中心になった国の原子力安全耐震設計特別委員長の入倉孝次郎京大名誉教授(70)が「地震学者のひとりとして非常に申し訳なく思っている。私たちの津波評価が正しくなかった。想定以上の大地震がきたことはまったく理由にならない」と謝罪した。
「貞観地震(869年)までは想定していたが、プラス他の地震が連動するとは想定外だった…。しかし想定以上のことが怒っても原発は安全なように設計されていないといけなかった。科学の力が及ばないことが起きたとは絶対言ってはいけない。それが原発の『設計思想』のはずだったのに、何があっても多重防護で大丈夫だと言ってきたのが、うそだった。人災だと思う。申し訳なく思っている。
自然の怖さを知って原発を設計することです。自然のせいにしてはいけない。自然では人知を超えたものが起こりうるんです」
いっぽう国策だとして推進してきた経産省のもとの保安院の官僚は今も「千年に一度の津波で原発の五重のバリアがすべて破られてしまったのはまったく想定外でした」
廃炉にも一機千億単位の天文学的巨費と巨大なエネルギーを消費して数十年かかるとは…
米仏のGEやアルバの技術陣が救援にかけつけてきたのは、実は廃炉ビジネス受注が狙いだと新聞が報じている。
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