2011年4月8日金曜日

災害は・・・猫跨ぎ

  昨日は一足早く失礼したが、わが愛猫も普段と変わりなくまずは安心。一人住まいであれば、色々気を使うことも多い。
  褌子氏記の言うとおり、回向院の石碑、石塔や、横網町公園の記念碑、復興記念館見学は、今回の東北大震災から一月の今日、余りのタイミングの良さに茫然とするばかり。  回向院の碑にあった明暦大火は焼死者10万人を弔う。これは幕命であったとか。これを機に、安政の大地震はじめ、水死者や焼死者・刑死者など横死者の無縁仏も埋葬することとなったという。
  復興記念館は関東大震災の資料はみな珍しい物ばかりだったが、地震後の火事が人的被害の主原因であったことを改めて再認識。死者10万人は明暦大火の死者数と妙に符合するのも気味が悪い。米国市民に救済募金を呼びかける米国赤十字のポスター も珍しい。このわずか二十年後、彼等は焼夷弾を大量に落とすことになる。 国家間の友好とはかくもはかない。関東大震災のとき、米国は東京の被害状況をつぶさに調べている。この空襲作戦に役立てたのは間違いない。 この時の死者数は8~10万とか。何か似た数字がまたうす気味悪い。
 寺田寅彦の「災害は忘れた頃にやってくる」。まったく至言というしかない。

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