「資本主義経済は下部構造として技術者の思想を支配していなかったのか」格好の良い文言だが、この下りも同じく古くないか。同工異曲だね。冗談めかしていったつもりだが、いずれも今更こんなフレーズを信じることもあるまい。どこかで通用するのかな。
利益と安全を天秤にかけて利益を優先するように洗脳される、か。きょう日そういうことをしていたら会社は保たない。雪印がそう。そうだという噂だけで会社は傾いてしまった。面白いことに資本主義を否定している国で安全より利益を優先する例がぞろぞろある。メラミン入りのミルクを売りつけてるのはどこだ。旧東ドイツの環境破壊は深刻だった。北朝鮮も蓋をあけたらひどいことになっているはず。これは皮肉というより、資本主義は安全より利益を優先するという理屈の破綻を示していないか。
結局、後期資本主義では世論というかマスコミというか、第三の権力がそういう事は許さない。まさに東電は事実上破綻してしまった。話を戻すと、洗脳されていたのではなく、有り体に言って単に無知だったのだろう。壮大な無知が招来した悲劇だと思うね。まさか、まさか、まさかの三乗が実際起こってしまった。しかし無知を放置した責は負わねばならない。
「儲かるんだろうな」という文言もどうかな。本当にそう思っているのかね。中部電力は本音は止めたいんじゃないか。もう民間では保たない。結局、原発は全部国有化するしか無いのではないか。発電した電気を既存の電力会社に売り渡す。電力会社は配電に徹する。そして国家として原子力をどうするのかという体制に移すしかないと思うね。
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