今年のほろほろ会春の例会も無事に終わりました。今回の企画はあたかも震災を予感させるような内容だったと、不思議な気分になりました。3月1日に集まった幹事会で、昔話をしている時に、もう一度どじょうが食いたいとの発言が有り、即座に会場「駒形どぜう」が決まりました。日時も、4月7日の木曜日(従来は金曜日)それも真昼間の2時半~3時頃と、今から考えれば自粛モードです。散歩コースは、数年前に何かの行事で行ったことのある、回向院をメインとして、両国界隈を巡った後厩橋を渡って駒形へ行くコースを考えました。回向院は、今から350年ほど前の明暦3年に発生した明暦大火で亡くなった10万人ともいわれる犠牲者の無縁仏の冥福に祈りをささげるために建立されました。その後の震災、火災、戦災等の犠牲者の慰霊碑等が立ち並ぶ、不幸な方々のためのお寺です。近くの四十七士が討ち入りした吉良邸跡、相撲博物館、旧安田庭園等をコースに入れていましたが、相撲博物館の入り口には、大勢のマスコミの人たちがおり、それを掻き分けて入る勇気もないのでカット、安田庭園は、今度の地震で傷んだ箇所が有る為当面閉館、ということで、時間が余った時の代案としていた、横網町公園に寄る事にしました。ここには、関東大震災や、東京大空襲の資料、絵画、写真等を展示する「東京都復興記念館」があります。私は、恥ずかしながら全く知りませんでした。すべての状況が我々をこの場所に導いてくれました。まるでこの度の震災後に建てられた計画のようです。不思議な感じがします。時間一杯ゆっくり見学できました。会の詳報は、猫跨ぎ、褌子、国兼各氏の報告の通りで、静かな語らいの一時でした。今年の秋の例会は、東北地方に激励に行こうということになりました。復興の状況を見ながら、決めたいと思います。
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