3月11日に不慮の死をとげた多くの人々のことをおもうと、駒形どぜふのお酒は生きていてこその特別の味わいだった。
柳生さん、中川さんとの再会もいつもの再会ではなく格別な再会だと思った。隅田川の満開の桜の花もいつもの花ではなかった。
吉良邸そばの回向院の数々の歴史的慰霊碑、震災記念堂、朝鮮人虐殺の慰霊碑、東京大空襲の慰霊碑など、大震災の直後だけにとりわけ深い感慨なしにはみることができない。私にはすべてはじめて訪ねた地である。冥界のひとびととこれから生を受けるひとびとにはさまれた瞬間にいま生きていることを思った。
この貴重な企画をしてくださった小倉さんに心から感謝したい。
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