2011年4月14日木曜日

五重の壁・・・褌子

   保安院の役人が「原発には放射能をふせぐ五重の壁があるんだが、これが全部破られてしまった・・・」といっていた。
  五重の壁(5層のバリア)とは①原子炉建屋②格納容器③圧力容器④燃料棒の被覆管⑤燃料棒を焼き固めたペレット
  さて7日から1号機に水素爆発を防ぐための窒素を注入し始めた。ただ、注入しているのは圧力容器の外側にある格納容器内だけ。ところが窒素を注入しても圧力があがらないので、注入した分だけの放射能に汚染された空気が外へ出ていると推測される。
  1,2,3号機のそれぞれの格納容器がどうなっているのか、圧力容器内の燃料棒がいったいどうなっているのか、発表では1号機は燃料の7割が損傷、2号機と3号機は約3割が損傷しているという。ということは④のバリアである被覆管の大半がすでに溶けてなくなっているということだ。強い放射線をうけると水自体が水素と酸素に分解する「放射線分解」がおきるということだから、圧力容器内に水素がたまってきて爆発したら・・・・・
  日本原子力学会の田中俊一元会長は原発推進のOBだが、ふたたび水素爆発の危険が迫ってきているという。

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