2014年2月12日水曜日

食い物の話・・・逸徳

食べるという行為を軽視してはいけない、あれは一種の文化的儀式ではないかという気がする。 それを軽視すると単なるガソリンの補給、あるいはエサを食べているけものになってしまう。というわけで、レシピをひとつ
 我が家では朝おきるのはおいらが一番はやい。 まず、昨夜の風呂の残り湯を10分くらい追い焚きしておいて、朝のおかゆをつくる。家人はかゆはきらいなので、おいらの分だけである。昔あるところで食べた中華粥がうまかったので、おかゆの「究極のレシピ」を追求してみた。今もさまざまに研究試行錯誤中である。で、現在の到達点。 まずサツマイモ。これはほんのすこしで、1㎝角強ぐらいにしていれてやる。この甘味がなんともいえずうまい。いつも芥川龍之介の「芋粥」を思い出している。さらにしいたけである。これは細かく刻んで、パックにいれて冷凍保存したのをつかう。いい味をだす。これも一握り強。これの二つを平鍋にいれ水は400mlくらいかな。そこに残りごはんをいれるが、茶わんで半分。問題はだしである。いまのところ、いろいろ実験したが、アジノモトの中華味という粉末調味料がいいという結論に達した。これをスプーン小で2はい。で、隠し味としてアジノモトをさっさとふりかける程度。ごはんが十分に煮えたら、最後に溶き卵か、納豆1パックをいれる。これはすきずきだが、いがいと納豆がうまい。味噌汁の実に納豆が使われるというのもむべなるかな。最後に刻み葱(おいらは刻んだやつをタッパーにいれて冷凍してある)をふりかけて、さっとにたてる。 で、その次が問題。 牛乳をいれる。量はお玉杓子に2はい弱。牛乳は、どんなものでも味をマイルドにしてしまう。たとえば、しょっぱすぎたりしたら奇跡的な効果を出す。科学的にも要研究。そういえばラーメンに牛乳をいれるのがあったなあ。不思議な効果で、クリームスープみたいになる。おためしを。このおかゆができたところで朝風呂にはいる。末梢血管がひらいて、まっこと快調。運動とおんなじ効果があるのではないかな。

 最近作って感動的なの。「忍び豆腐」。これがうまい。感動的にうまい。このうまさをぜんこくにひろげる忍び豆腐普及協会をつくりたい。 土鍋をつかう。 一人前用の100均にあるやつでいい。 つゆは市販の濃縮のつゆの元でいい。7倍希釈ぐらいで、うどんのつゆぐらいの薄味。ここにやや大きめにきった豆腐をいれて煮立てる。煮立ったところに片栗粉大匙1を水大匙2にといたものを流し込んでとろみをつける。つまりあんかけ豆腐になる。 そこに、あらかじめすり下ろしてあった山芋(1人前5~7センチもあればいい。) をすりおろし、卵をひとついれてといたものをながしこむ。弱火で火が通るまで煮る。上から刻み葱をふってさっと煮たてたら完成。ネギはたっぷり。 ゆずこしょうがあう。 これ、豆腐の上に山芋をながしてあるので、豆腐のありかがわからないから、忍び豆腐というらしい。 江戸時代からのレシピだという。 酒は熱燗でしょ やっぱり。 だまされたとおもってやってみい。あったまるぜ。
 料理にこるのは、認知症予防にはいいそうである。 うう、午前中というのに飲みたくなってきた。

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