猫跨ぎ氏句鑑賞
首都圏も一月二月と寒かったんだね。寒北斗、寒牡丹、寒九、寒夜、と寒のイメージが続いている。
印象に残ったのは「チェロケースの赤き内張寒北斗」内張りの赤の上に輝く北斗が宮沢賢治の世界だ。
逆に侘びしさの強調が頂点に達している「くたくたの竹輪麩残る寒夜かな」だ。竹輪麩の残ったなべ底が尚侘びしい。
後は「半眼のオランウータン春愁」ここでやっぱり春を感じさせて貰えたな。
以上三点が特選です。
残り気になったのが「冬の川己がゆくへを忘じをり 」で下五はどう読むのですか。「ぼうじをり」
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