2014年2月26日水曜日

鄭和・・・猫跨ぎ

  鄭和の艦隊の東南アジア、インド南岸、西アジア、アフリカへの大航海は有名だね。イスラム教徒で碧眼の人だったらしい。目的は明の国威宣揚、官業貿易とある。このころ盛んに行き来していたらしい。中国は何故その後、これを止めたのだろう。西欧の大航海時代に、中国艦隊と遭遇したとはあまり聞かない。
  しかし思うに南シナ海でフィリピン、ベトナムを蹴散らしているのは、この頃の実績を踏まえているのかも知れない。アフリカ進出もその一環か。また尖閣が古来中国のものという鼻息の荒さもこういう時代の記憶に基づく失地回復意識の一環なのだろう。
  日本軍のシンガポール侵攻後、華僑を相当に酷く弾圧、迫害したのは、従来我々はあまり知らされていない。遠藤周作が敗戦後間もなく船でフランスへ留学したとき、この辺に寄港する度に船倉に隠れていたらしい。それ程、対日感情は悪かった。今は、それはなくなったように思える。というか歴史的事実に転移したというべきか。日本の総理大臣の靖国参拝にも格別の反応は無い。 ベトナム、マレーシア、シンガポール、インドネシアとの関係は良好だ。千年怨みは消えぬという韓国の異様な反日が殊更目立つ。

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