2012年6月18日月曜日

函館通信180・・・読書から俳句・・・仁兵衛

 読書家の褌子さんにとっては漱石全集は最高ではないのかい。読書は筋・内容を理解楽しむ読み方がある一方作者の言葉表現から新しい言葉の意味を深く理解する楽しみ方があると思っている。まさに作句材料の宝庫とも言ってよいと思うんだがどうだろう。褌子さんの高い読書力からこれから素晴らしい句が生み出されてくるのを大いに期待してますよ。
 当方はどちらかと言うと読むのが遅い上に少ないので句作も本当に四苦八苦しています。遅れましたが今月分のお支払いです。お受け取り下さい。

 ・杜鵑斜めに考え過ぎてをり
 ・朴の花天辺で停まる観覧車
 ・二人目の逆子体操花水木
 ・あふりかの天道虫や砂の色
 ・今朝のこと少しは薄れ夏暖簾
 ・ときめきをそっと拾ひて落し文
 ・筋肉の固まりだして七変化
 ・すくすくと顕微鏡下やカビ胞子
 ・半夏生右手届かぬ高望み
 ・白牡丹手入れ尽して鬚男


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