2012年6月6日水曜日

オウム真理教・・・猫跨ぎ

  オウム真理教の指名手配犯の最後の一人が捜査の網に落ちるのも間近か。菊池直子という女性の捕まるまでの日常がワイドショーの格好の材料になっている。これまで報道された関係者は、みな共通して真面目でちょっと求道的な気質の面々だ。こういう若者だからこそカルトに落ち込んでいったのだろう。オウムに遭遇していなければ、社会の各々の分野で信頼されむしろ指導的な役割をはたしていたに違いない。菊池直子なんかは、サリンなどよく知らず使い走りをさせられただけらしい。生真面目そうな顔をみていると、このままそっとしておいてやりたかった気分だね。とにかく可哀相としかいえない。
  麻原に国家権力奪取という妄想がとりついたのが事の発端とも。新左翼が極端な反社会的な行動に走ったのと同じころだ。両者が奥深いところで通底しているのに違いない。あの頃何があったのだろう。それは今でも続いているのろうか。

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