2012年6月8日金曜日

或る分類・・・猫跨ぎ

  ヨーロッパで経済危機に陥っている国(ギリシア、イタリア、スペイン、ポルトガル、フランスもあやしい)の宗教がカトリックで、まあ大丈夫なのが(ドイツ、イギリス、オランダ、デンマーク、北欧)、プロテスタントという色分けがされるというのは偶然ではないらしい。これは注目に値する。
プロテスタントは自己責任の意識が強い。刻苦勉励して財をなすことは神の教えに叶うとする。そう、マックスウェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」はこの辺の分析だろう。一方、カトリックは蓄財をやや悪と見なす気分がある。その分、現世の享楽に流れる処がある。日本人の行動様式はあきらかにプロテスタント的なのだろう。

注)ギリシアはギリシア正教だが、カトリックに近い。

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