小沢一郎という政治家が舞台を去ろうとしている。新党構想など一芝居打つかに見えるが事実上もう終わりだろう。蝟集した支持者は当選一回目の頼りにならない連中ばかり。我が身大事のベテランはもう逃げ出す構えだろう。
そこへ妻からとんでもない暴露手記が公になった。捏造という説もあるが、本人がピンピンしているのだから一言否定すればすむはなし。沈黙が何よりの証明だ。一見いま、政界では静観のように見えるが、徐々に足元を崩しつつある、間違いなく。
つくづく政治の世界の人間は庶民とはかけ離れた精神構造を持っていると寒心する。仮にも情を交わした相手から自分の政治生命を断つような、あざとい言葉を投げつけられる。これは単純に憎しみ以外の何ものでもない。風雲児ともてはやされた人物の荒廃した夫婦関係、精神風景を見る。
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