2012年5月31日木曜日

フジコ・ヘミング・・・・褌子

  仁ちゃん猫跨ぎさん句評ありがとう。あたたかい励ましでなんだかむくむく作句意欲がでてきたぞ、 と思って昨日も朝、30分も散歩したが俳句ぜんぜんできなかった。今朝は散歩そのものをさぼってしまった。何事もあきらめが肝心だ。いや明日は俳句の一つやふたつ簡単にできるかも。人間は未来に希望をもって生きるのだ(大げさ)
  きのうはフジコ・ヘミングをききに東京まででかけた。音楽会なんてひさしぶりだなあ。満員の文京シビックホールが暗く静まりかえるなか、ベートーベンのピアノ協奏曲第五番「皇帝」にじっと目をつぶって聞き惚れていたら、大枚はたいてきたのに居眠りしているのではと隣の女房がしきりに指でつつくので困った。(ホントウは狸小路の喫茶白鳥で「皇帝」をふたりで聴いたあの日あの頃を思い出していたんだ…今年のリラ忌もすぎちゃったなあ=2007年5月17日)
  アンコールはリストの「ラ・カンパネラ」。フジコ・ヘミングはこの難曲中の難曲を弾きこなすので世界的に有名になった。聴衆はこれを期待してきているらしく拍手が鳴り止まず80歳のフジコも弾くしかない。右手で猛烈に高音部の鍵盤をたたきながら伴奏、左手で激しく弾くのが疲れ果てると本人曰く本当はいちばん嫌いな曲なんだそうだ。ロシア系スエーデン人の父と日本人の母の間にうまれたが、両親は離婚し、思春期のフジコがスエーデンまで父に会いに行ったら面会すら拒否されたという。
 東北ドイツ管弦楽団との協奏だった。若々しい感じの管弦楽団とフジコとの組み合わせがおもしろかった。たまには音楽もいいもんだねえ
    若葉風そよぎて朝のブラームス  (これは拙作ではありません)

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