2014年4月22日火曜日

四月投句・・・猫跨ぎ

何年ぶりでたまたま週刊誌を買って車中で読んだ。下らんなあ。全然面白くない。現役サラリーマン相手の編集だから当然かもしれないが、こんな世界から随分遠くに来てしまったものだとしみじみ感じた。さて、四月の投句。

・花冷や印画紙に貌現れる
・菜の花や帽子目深にヴァン・ゴッホ
・階段の軋んで四月はじまりぬ
・犀の目に放蕩の色遅ざくら
・高野山宿坊朧夜の胡麻豆腐
・世界地図の平野は緑鳥雲に
・つまらなき景色北窓開いても
・鳥帰る茶箪笥のべこ首を振り
・象の来てまた遠ざかり春深む
・葉桜やゾーリンゲンの刃の毀れ

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