2014年4月3日木曜日

そういう要素は・・・猫跨ぎ

  そういう要素もないとはいわないけれど、別に昨日今日始まったことではないしね。私が会社にいたときすでに独法化がはじまり、予算面で厳しくなったりで、いろんな話を大学や筑波で仄聞した。しかしそれと改竄、不正行為とは全然別のはなしでそこまで心を売ってはいないだろう。科学の発展はひとつずつ輪を繋いで行くようなものだから、どこかの輪が偽物だったら早晩切れてバラバラになる。そんなことは自明なことだ。

この件で連想したのは、去年だったか、iPs細胞に関連してありもしない医療実験をでっち上げてそれがばれた研究者がいた。やり口をみていると、日米の狭間にいて、ちょこちょこと短いペーパーや学会発表(ポスターセッションという簡単なもの)を繰り返し、いわゆるキャリアを集積する。経歴に書ける材料を稼いで、どこかのポジションを獲ようとするやり方だ。iPsという時代の脚光を浴びる舞台で、予想外の反響となって、バレてしまったのはお笑いだった。が、こういう手合いは結構いるんだ。地味な分野では気付かずに済む。
今回は、そんなコソ泥とは違うと思いたい。だから、一件でもSTAP細胞の存在を例示してくれればいいのだが、何故か周りの共著者が黙ってしまった。肯定的な人は皆無だ。
彼女の強気が、急転直下、悲劇に終わらねばいいのだが。

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