ようやく桜ですか。数日前、弘前城が満開と言っていたが。札幌は丁度五月連休のころだね。札幌といえば先日、25℃を記録したとか。沖縄と札幌がそうで、中間は低いという変な天気だった。
小保方事件が変な展開になって、ついに山中教授が済みませんと頭を下げる事態になった。理研では小保方さんを「悪意ある改竄」と糾弾していた調査委員会の委員長が、自身も写真の切り貼りをやっていたことが露見して辞任、トホホの成り行きとなった。
オレのは10年前なら問題にされなかった、それに研究ノートにちゃんと記載がある、小保方のとは違うと強調、なんだか子供の言い訳みたいになってきた。
この切り貼りがよく判らない。他との差し替えでないならそんなに目くじらを立てることもあるまいと思うのだが。山中教授のもそうだが、皆、ネットの告げ口なんだね。狭い世界だから、やっかみ、そねみが渦巻いている。権威を引きずり下ろそうと、こっそりあら探しをやっているのだろう。いやしい根性だ。
研究ノートの件だが、みな綿密にやっていたのかね。自分しか判らん略記、メモなんかあるのだろうし、研究が失敗の連続なら、緊張感も途切れよう。瑕疵は絶対にある。あまり自分で首を絞めないことだと思うが。
何だか皆守りに入って、尻尾を出さないように汲々としているやにみえる。
観点を変えて見れば、生物学の研究の特異性なんだろうな。写真、画像が、決定的な証拠になるから、取り扱いは慎重の上にも慎重はよく判るが。典型的な現象論の学問だ。
対極は理論物理学で、これはインチキしようがない。
実験物理学では、ベル研のシェーン事件ってのがあった。この件は、国兼さんが詳しいだろうが、2000年前後、ベル研のシェーンという研究者が、分子サイズのトランジスタ、有機物における超伝導、などで驚くべき発明、発見を連発、大騒ぎになった。各賞を総なめ、ノーベル賞確実といわれたが、程なく他では再現されず、おかしいということになった。そして結局、全部、不正、捏造、虚言だったことが判明。世紀の一大スキャンダル。この間、NATURE、SCIENCEなどの査読は全部通過していたというから好い加減なものだ。
むこうはスケールが違う。このシェーン、今はドイツに戻って小都市で会社員をしているらしい。
「STAP現象は検討の価値ある仮説」だそうだ。第二のシェーン事件ではないのだろう。じっくり検討結果をまとう。
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