逸徳さん、葉書自体は覚えていないけどこの件は鮮明に覚えているよ。言っているのは社長ではなく40代の若さで取締りになった大正13年生まれの当時の部長だった。このお年だと終戦時が22歳、海軍の若手将校だったと思う。現在も87歳で健在だ。直接の部長ではなかったが頭の切れと頑丈な体の持ち主であった。反面社内では敵も多かった様だ。
何を考え終戦を迎えたのだろうか我々には分からぬ深層がありそうだった。仕事中の何かの時に私が戦争体験を話題にしたのかもしれない。急に「お前は何を考えているんだ」に始まり「目の前の仕事も禄に出来ないのに」とお説教がつづき、逸徳さんが書いてくれた様な事も話に出たんだと思う。こちらも若かったし、この年代の人とあまり接触が無かったので皮肉っぽい言い方でもぐもぐ言ったのだろう結局は部長が何を考えているのか分からずじまいであった。
どうなんだろうこの年代は戦争で死んだ人も多いしそれこそ戦争責任に対してどう考えているのか今でも知りたいと思う。
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