2011年9月5日月曜日

十津川・・・猫跨ぎ

  台風12号は典型的な雨台風で和歌山県、奈良県、三重県などに甚大な被害をもたらしたらしい。奈良県の十津川村もその一つ。
  120年ほど前の明治22年8月18,19日、たぶん台風だと思うがこの一帯を襲い十津川村は殆ど壊滅したことは司馬遼太郎の「街道をゆく」に詳しい。途方にくれた住民はリーダーの発案に随いその年、北海道に移住した。その数600戸、2691人という大規模なものだった。それが現在の新十津川町。いま、当地は有数の米作地帯になっている。玉葱産地でも知られる。
ところでこの台風により当時音無川の三角州にあった熊野本宮も押し流されてしまい、現在の地に移設されたことも有名だ。地震だけじゃなく、大水害も繰り返す。

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