西大寺の増長天に踏みつけられた邪鬼は「痛テエ!イテテテ!」とさけんでいるようだ。古代人の無邪気さがなんともいいねえ。先日、イワウチワをみにいった北茨城の横根山には馬酔木とシャラノキ(ナツツバキ)が無数にあった。馬酔木の花はドウダンツツジの花に似て可愛いが葉には毒がある。たくさんある春日神社では鹿が見向きもしないそうだ。
きょう夕方、ある女性宅をとつぜん訪れた。たくさんの山草を育てている優雅な女性で「うわーきれいですねえ」と私が激賞すると、白花都忘れ、赤花けら、矮性の甘草、小顎ウツギ、さらに夜芳香を発するゲイビラン、舞鶴草、白花オダマキ、ツレサギソウ、青軸まむし草、あと名前を思い出せないが全部で十数種類も堀りとって段ボールにいれてくれた。夕闇せまってきたが一生懸命、庭に植えた。
家にはいったところ、女房が突然きょうぐらい外でビフテキでも食べようかというので一瞬???と思ったが、あ、いけねえ女房の誕生日だった。朝は覚えていたが夕方には失念していた。さいきんのど忘れは度をこしている。「カウベル」という店で3000円のビフテキ500グラムを食ったら満腹。アートな一日でなくマンプクな一日になった。ふと原発の奴隷労働から逃げてきたT君のことを思い出した。T君はいま福島の農家で無事働いて晩飯を食っているだろうか…
0 件のコメント:
コメントを投稿