2013年4月24日水曜日

正しい歴史認識・・・猫跨ぎ

  靖国神社の春季例祭の時期に繰り返される光景。韓国の「日本指導者は正しい歴史認識をもたねばならない」発言。靖国問題は国内でも議論の分かれるところで、そのことは措いておこう。「正しい歴史認識」とは何か。竹島問題でもそうだが、正義は100%当方にあり、相手は100%間違いだという思考様式。
  対馬の寺院から一体の古い仏像が盗まれた。800年ほど前に朝鮮よりの伝来という。単純な窃盗だが、それが韓国に渡り、巡ってある寺の入手するところとなった。その寺は「これは倭寇による強奪品で元に戻った」ということで返す素振りは全くない。当時は李氏朝鮮創立のころで、儒教を国教とすることから廃仏毀釈運動が吹き荒れた。仏像の多くが日本に避難してきた、これはその一つというのが対馬の寺の主張。
さてこういう場合、司法はどう判断するのか。とにかく窃盗事件であり、この不法を罰することが先決だろう。その上で、まず韓国側が、確かに倭寇の強奪であるということを立証すべきだろう。800年間対馬で信仰の対象として大事にされてきたという事実も勘案すべき。しかる後に判断が成されるべきで、それが説得力がなければ、原状に戻すというのが、まあ我々の常識でないか。しかし韓国の司法はどうもそうでないらしい。
「正しい歴史認識」がまずあって、それを客観的に検討する柔軟性が全くない。そう言う姿勢は即、敗北となるのだろう。こういう勝ち負けの思考様式が司法にもあるという驚き。世界は広いものだ。
前々回のWBCの日韓戦で韓国が勝ったとき、ピッチャーズマウンドへ行き韓国旗を立てた選手がいた。こんなのを見ると、あまり友人になりたくないという気持になるね。

0 件のコメント:

コメントを投稿