2013年4月7日日曜日

シュレーディンガー・非色・邪宗門・・・褌子

  夕べの嵐はすごかったなあ。
  シュレーディンガーが女性が大好きだったという話は面白い。とするとハイゼンベルクも女性が好きだったかも。そこらへんは不確定か。アインシュタインもフェミニストだったそうだ。男性芸術家はだいたい女好き。特にピカソが有名だ。謹厳実直な感がある天才自然科学者の放蕩談は面白い。こういう話を学生時代にきいていれば、もっと勉強したかもしれない。
  岡小天という名前はなつかしい。フローリ『高分子化学』の翻訳者で本はまだ捨てずにどっかにある。いっしょに中国残留孤児の支援活動をやっているKさんという女性がいて、ご主人が物理の教授で八ヶ岳の別荘に遊びにいったことがある。このご主人の恩師が岡小天先生や山本三三三先生だという。わたしが山本先生の出張講義きいたことありますといったら、イワナ釣りの竿をならべながら隣で、世間は狭いなあとつぶやいていた。
  有吉佐和子の『複合汚染』のつぎに『非色』を読み出した。進駐軍の黒人兵と日本人女性との間に生まれた混血児の話だ。
『キクとイサム』という今井正監督の映画がむかしあったが、この小説とは関係があるのかどうか、読み出したばかりでまだわからない。
  さらに寝床で読み出した文庫本が高橋和巳『邪宗門』。大本教の物語。重厚な文体で、有吉佐和子のふでづかいとは好対照。大本教(おおもときょう)といってもぴんと来ないひともいるかもしれん。広辞苑でひくと
―――――神道系宗教の一派。正式には大本。本部を京都府亀岡と綾部に置き、開祖出口ナオの筆先(ふでさき)と聖師出口王仁三郎の「霊界物語」を中心とし、世の立替え立直しと「みろくの世」の実現を唱える。1892年(明治25)に起こり、1935年(昭和10)当局の弾圧を受けて解散。46年愛善苑(あいぜんえん)として再発足し、52年大本と改称。

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