4月になったというのに今日は雨模様で寒い。
庭のロウバイ、サンシュユの花はむろん、モクレンもとっくに散ってしまった。シュンランも終わりにちかい。
いま利休梅が満開、小さな花だが黒文字の花が可愛い。擬宝珠がものすごい勢いで伸びている。ホトトギスやミニ菖蒲ももう数センチになった。一輪草やアケビの花も咲き出した。ぼくはこういう小さなこまい地味な花が好き。ヒマラヤユキノシタも盛んに咲いているがあんまり可愛い花ではない。
きのうはミツバチ飼っている安原老人のところへ逸徳さんから頼まれた蜜蝋をもらいにいった。自宅の庭で飼っていたミツバチは寒さで全滅したという。庭でしばしいつもの世相批判をきいてあげたら、機嫌がよくなり、いろんな植物をもらった。
キツネノカミソリ、岩ギボウシ、ツレサギソウ、アラスカ除虫菊、白花シラン、エビネ、ミヤマオダマキなどである。
さっそく、雨模様だったが今朝、庭に植えた。
とにかくあっちこっちの宅に行ったら、庭の草花を賞めるのである。そうすると少し株分けしてくれる。わがやの数百種の草木はこうして数十年かけて増やしたもの。店で買ったものはほとんどない。国兼家にも白雪ケシとか斑入りギボウシとかオリツルランとかシュウメイ菊とか十二単とか宝鐸草がお嫁入りし、しゅうとめの国兼夫人にかわいがってもらっている。
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