2011年5月8日日曜日

安政年間・・・猫跨ぎ

この前、貞観大地震の話があったけれど、今日の朝刊に江戸末期の大地震や災害の話が載っていた。

安政年間(1854~1860)は震災、洪水、疫病の被害で大変だったという。
ペリーが来航した安政元年、M8.4の東海大地震と南海大地震、M7.4の豊予大地震が起きた。それらの津波が太平洋沿岸部に大被害をもたらした。
安政2年はM6.9の安政江戸大地震が起こっている。藤田東湖が圧死したというエピソードがある。
安政3年には、台風により利根川、荒川が大洪水を起こし、10万人の死者を出した。
安政4年にはインフルエンザ流行、5年の米艦経由のコレラ伝染で10万~30万人の死者を出したという。
安政6年には「安政の大麻疹」というはしかの大流行があった。
  徳川幕府は、復興のために不時の財政支出を余儀なくされ、政権の体力を弱めた。薩摩、長州はこの自然災害には無傷ですんだ。徳川方がむざむざと薩長に屈したのはこんな背景があったというのである。成る程、一理ある話だ。知らなかった。何故こういう事を日本史で教えないのかな。

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