生涯一助手を通した人って結構いるね。
有名なところでは、東大で反公害の公開講座を開いていた宇井純氏とか、全共闘運動を指導した東大教養学部の最首悟氏。東大を勤め上げて私大の教授にむかえられているが。助手といっても国家公務員でそれなりの俸給だから生活は問題ない。
北大で恵迪の先輩で最後まで助教授だった人がいる。業績は問題ないのに一旦コースから外れると駄目らしい。この辺りは部外者にはよくわからない。普通は大学から去るのだろうが、頑として拒否すれば居続けることができるのだろう。助教授なら独立の研究室を持ち実質的に教授と変わらない(と本人は言っていた)。
が、助手はやはり厳しい。助手から助教授に昇任するのは、直近の教授連の審査を経るが、原発をどう推進しようかと頭を絞っている面々が、反原発論者を推薦するわけもない。これは当然じゃないか。だけど辞めさせることも出来ない。この辺は国家公務員の身分保障ということなんだろう。
しかしこれからはどうなるのか。大体、専攻する学生も来ないだろう。原子力関連の講座の教授連は将来に対し茫然自失が続いているのでないか。
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